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~五十音からキーワード~【し】:「時間」

 五十音をキーワードに書き始めたのもの、「さて、何を書こう。。。」と、言葉を思い浮かべ、エピソードを思い浮かべ、、構成を考えたり、修正や見直しなどと再考の繰り返しでしたが、、、。
 季節も桜の花のころになり、なにやら空気も明るくなってきたので、まずは、書いてみることに。。

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 人によって、感じ方も捉え方も、進み具合も異なるものの一つが「時間」なのかもしれないなーって思います。

例えば、「ちょっと様子をみる」という「ちょっと」という時間の長さが、本人や相手の性格や、状況や、時には職業によって異なるように。「個性」も、もしかすると、人によって捉え方が異なるものの一つなのかも。。。

 いつも、「個性」という言葉で思いだすのは、以前、一緒にお仕事していた友人が、「今の私があるのは高校の時の先生のおかげ。だから、恩返しを何かしたくって、週末に、不登校の中3の子の家庭教師のしているの。」と話してくれた。
「週末は家庭教師のボランティアしている」とは聞いていたが、どのような思いで家庭教師をしていたかということを話してくれたのは、そこ子の第一希望への進学が決まり、少したったころ。

 何かにつけ、「人とちがうから個性!」と、外国では、人と違うことをする個性を大切にするのに、日本では。。というような話をする中3の子に、「人と同じことをしていても、そこに、その人らしさが出るのが個性。ちがうことをしないと出せないのはわがまま!」と言った時の経緯と様子を話してくれたことがありました。

 彼女自身は、外語大在学中に南米の大学に3年間の留学をし、その国で使われている言葉で自分の考えを伝えたり会話をして、ホームステイしながら大学に通った経験をもつ。その時に学んだ料理を、帰国後もつくるのを楽しみの一つとしていた。留学中は、意思がうまく伝えられなかったりで喧嘩になってしまうこともあったけど、喧嘩してでも自分の言いたいことを伝えないと生きていけなかったと、話してました。(同じようなことを、イタリアに7年留学してた友人も話していたなあ。。)

そのときは、大学も卒業して、その後の目標とする資格取得のための勉強をしながらお仕事をして、週末に家庭教師をしていたが、「高校のときの先生に恩返しをしたい」という気持ちだけで、受験前まで、準備やサポートをがんばっていたが、子どもの方は、ボランティアで家庭教師にきているのだから、教えるのは当然のことだからと、「ありがとう」の言葉を言ってくれることは一度もなかったそうです。「ありがとう」って言ってもらえないけど、それでも家庭教師をつづけてる理由として、「高校のとき、希望のとこに行けるように、勉強を教えてくれて、合格圏内まで引き上がるように助けてくれた先生がいたから、今のわたしがいる。今わたしにできることで、そのことへの恩返しがしたいから」と話していました。

合格発表の日、第一希望の都立高校へ合格した日、「ありがとう」と言ってくれたそうです。

結果が出ない中では、わかってもらえなかった。でも、希望の高校に行けるとは思っていかなかったけど、第1希望校への合格という結果が出て、希望が叶えられて、はじめて、感謝の気持ちをもってくれたんだよねー。「ありがとうと」言ってもらえた。それだけでいいと話してました。

合格した子にとっては、「ありがとう」と感謝を伝える言葉を知るのに必要な時間が、1年という時間だった。。と。


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 わたしの今年の学びの中に、「精神医学」の講義がありました。担当講師は、精神科のドクター。
もちろん、一見厳しい言葉も、講義として受けているからこそ話してくれた内容なのですが、、、
引きこもってしまった時間が、同じ10年という時間だけど、大人の10年と、子どもの10年は、その時間の価値や影響はちがうという話が、とても印象的でした。
「大人をみているからといって、子どもを大人と同じようにみれるというわけではない。・・・」と。
「いままでどんなことを乗り越えてきたか、なぐさめるだけのカウンセラーは優しいかもしれないけど、専門職としては。。。」と前置きしたうえで、社会に出て、人とぶつかる。、育ちながら学んでいく。そのことは、10代のころに大切な経験であり、その機会を失っていたという時間は大きい。進んでなきゃいけないと。

 どのような関わりでも、子どもに専門職としてかかわるのなら、子どものことをしっかり学ばないといけないということ。時間は絶えず進んでいくということ。風船も、空気を入れ続けていないとしぼんでしまう。
厳しい言葉の中にも、思いがいっぱいのエールとして受け取りました。

このことは、「時間」というものを、改めて意識して考えるきっかけでした。

自分では、少し停滞気味に感じてるわたしの時間も少しずつでも進んでるのかなーと考えたりして、、、
しっかり風を送らなきゃなー。。




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